あぶあぶのーまる

地球の歩き方、ロンリープラネットにはのってない、これからの「アブノーマルな旅」の話をしよう

世界一周途中、コロンビア・メデジンで風俗案内人をして強盗2回

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令和のカツ丼・味噌汁付き、ズキです!

 

 

今回はコロンビア・メデジンで強盗に2回あったときのお話をしたいと思います。

「え、やっぱりそんなこともあるんだ。ちょっと怖い・・・いや、めっちゃ怖い」

と思ったかた、たぶん大丈夫です。安心してください。

 

当時わたくしはめちゃくちゃにバキバキに調子にのっていたので、そのせいです。
ふつうにちゃんと旅行をしていたらそんな目にはあいません。

また、注意点としては、かつて宿の管理人・風俗案内人をしていたときのお話をしますので、

「風俗なんて・・・フケツ!」

という潔癖のかたはこの記事は読まれないほうが精神的によろしいと思われます。

 

 

■コロンビアの第2の都市メデジンとはどういうところなのか

 

なぜかわたくしはコロンビアのメデジンという凶悪犯のたくさんいる街で宿の管理人をしていました。
ちなみにコロンビアは2017年比較で殺人件数は日本の126倍。
この街にいるときにゲストハウスに強盗が押し入りアメリカ人が撃ち殺されたり、日本人の学生が撃ち殺されたりする事件がありました。
コロンビア人の友達や彼女にはふつうに親戚が殺された、とかいう話をもってたりします。


メデジンという町はコロンビアの大阪みたいな位置づけになります。
陽気でアホで最高な街ですが、その分危険もおおい。

かつて最強の麻薬カルテルとして知られるパブロ・エスコバルがいた街でもあるため、街を歩いているとマリファナを吸っていたり、クラブのトイレでコカインをまさに鼻から吸わんとしている兄ちゃんにあったりする街だ。

 

在住の日本人のかたもいて、それなりに長い期間いましたので、
日本でいうところの風俗の場所に詳しくなっていました。

世界一周を決めてからスペイン語を独学で勉強していたのと、

コロンビアに彼女ができたり友達ができていたので
なんとなくスペイン語も話せるようになっていて

正直ばきばきに調子にのっていました。

昼でも強盗がある旧市街の街

f:id:noranecolife:20200429205930j:plain雰囲気悪いところだと、こんな感じ。

日本人は目立つので、けっこう堂々として空手の達人くらいをよそおってないと、
隙あらばやられる。

こんな街で風俗案内人をしていればそりゃあ強盗にもあいますよね。

そういう風俗エリアというのは往々にしてどの国でも危険なエリアにあることが多い。

 

■1回目の強盗は5人組に羽交い絞め、2000円の携帯を空手マスター擬態でふせぐ

 

一回目の強盗も例外なく、深夜の危険エリア。

わたくしは日本人旅行者を案内して、通訳して、値段交渉をしたのち、

ちかくのカフェでコーヒーでも飲んで待つことにしていた。

 

これはいつものルーティーンだし、ビールで油断していた。

突然後ろから4人にそれぞれ両腕・両足をおさえつけられ、前から一人がわたくしのポケットに手をつっこんで

「携帯電話!携帯電話をだせ!」

と叫んでいた。
今では絶対やらないんだが、その当時わたくしは若く、ビールで酔いもまわっていて、調子にのっていたこともあって、
前の一人の顔面に膝蹴りをきめた。

「おれは空手マスターじゃ!やるならやったるぞ!」

的なことを言い放ち、5人は逃げて行った。わたくしが着ていたトレーナーはびりびりに破れていてとても悲しかった。

 

カフェについて、テーブルには顔見知りの風俗嬢がいた。
ことのいきさつを話すと真っ青になって携帯でタクシーを呼んでくれた。

「はやくタクシーにのって。仕返しにくるから、絶対殺される」


そういって、わたくしはタクシーにのり、日本人旅行者を回収して宿に戻った。
今も思い出すとなかなか恐ろしい出来事です。

 

■2回目はナイフを首元につきつけられ3000円カツアゲ

2回目も同じエリアでのこと。

とある日本人とその風俗エリアへむかっているときのこと。

でかい黒人カップルに呼び止められました。

彼らは「警察だ。パスポートを見せろ」と言ってきましたが、長期間メデジンにいるわたくしは一瞬で警官でないことがわかりました。

 

「うるさい、絶対ちゃうやんけ。警察手帳みせろ」

 

そういって隙あらば走って逃げようとしていました。

 

ふと横をみると、でかい女性のほうが日本人旅行者につかみかかり、

「金だせコラ!金だせ!」

とぶるんぶるん日本人旅行者をふりまわしていました。

かれはたしかスマホと現金1万円くらいとられていたような。

 

あーこれは逃げられへんな、と覚悟して黒人男性のほうを向いたら

目の前に思いっきりナイフが。

薄暗い街の蛍光灯なのか月なのか、殺される可能性のあるナイフに光が反射していて

さすがに一瞬父母の顔が思い浮かびました。

 

結局3000円程度の札をダミーとしてもっていたので、

それを渡して

「これしかもっていない。勘弁してくれ。警察にも言う気はない」

というと黒人男性は、女性のほうに声をかけ二人は駆け足で逃げていきました。

 

 

■強盗に2回あうとさすがに肝がすわる

今わたくしがこの記事をかけているのには

 

・死ぬほど調子のっていた

・運がよかった

 

理由があげられます。下手したら刺殺されていてもおかしくなかった。

このブログはアブノーマルな旅をしたいかたの背中をおすためのブログです。
けれども、リスクヘッジをすることはまず一番に考えておかないといけません。

 

だって死んだら元も子もないから。
育ててくれた父母に申し訳ないから。

 

今後もどんどんアブノーマルをすすめていきますが、この記事であらためてリスクをできるだけ減らすこと、調子に乗りすぎないことなど、思い出してもらえると幸いです。

 

 

そんなこんなで、

・一人旅迷ってます!

・ツアー予約してたけど解約して一人旅しようか迷ってます!

・なんかワクワクしてきたので話しません?

 

などなどありましたら感想、もしくはコンタクトとっていただけると
これも何かのご縁。
無責任に背中をおしますのでお待ちしています。



それではまた次回

アリーヴェデルチ!(さよならだ)

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