ウユニ塩湖よりマチュピチュよりきれいだった女性~世界一周中にロマンスを追いかけたおはなし~
どうもズキです。
今回も
・一人旅迷ってます!
・ツアー予約してたけど解約して一人旅しようか迷ってます!
などなど迷っているかたの背中をおせる記事を書いていきます。
わたくしは南米に約1年とすこし滞在していました。
おもにコロンビア・メデジンが長くはありましたが、
↓その時の記事はこちら
ボリビアの湖がきれいなコパカバーナで、宿の管理人的なことを短期でさせていただいていたときにある日本人女性と知り合いました。
6歳も年齢が上の人ではありましたが、ブルーハーツが好きで、お昼過ぎに来られてから夜までぶっ通しでお話したのを覚えています。
世界一周中にはいろんな出会いがあります。
失恋もあり、恋が成就することもある。
そんな甘美なひと時がわたくしにもありましたので、今回はそんなお話です。
■管理人を即日やめて、次の日にはペルー
ボリビアのコパカバーナの宿で管理人的なやつをやって無料泊まりをしていたときのことです。
場所はなんとなくここらへん。そんなキレイではないけれど、湖があり、trucha(トルーチャ)とスペイン語でいう鱒が有名。
焼き鱒がすばらしくおいしかった覚えがある。
そこである日本人女性と知り合い、2日ほど一緒にいました。
彼女はエクアドルまで北上していくということでした。
6歳も上だった彼女は、社会人から大学に入学してその春休みを利用して南米大陸を一人旅していた人です。
ブルーハーツで盛り上がり、関西同士ということもあって、久しぶりに関西弁でノリツッコミ的なやつをできて、わたくし大変に幸せでした。
彼女にが限られた時間しかない。そのため、急いでいる。
わたくしはのんきな長期バックパッカー。特にすることもありませんし、無料で泊めてもらえるというのでしばらく穏やかなコパカバーナで過ごす、そのあとにウユニ塩湖かなあ・・・なんて計画していました。
明朝に「それじゃまた!」とあいさつを交わした彼女との別れは、今まで多くのバックパッカーたちとのそれと同じものでした。
午後になり、いつものようにカフェに行っても、彼女のことばかり考えていたわたくしは夜にオーナーのおばちゃんに「明日でます!」と宣言。
思い立ったが吉日です。
次の日の明朝にわたくしはペルー行きのバスに乗っていました。
たまたま隣の席になったドイツ人美女が「わたし、空手やってる。日本好き!」というワンチャン感もモロともせずにわたくしは彼女のあとを追いかけました。
ちょうど彼女とは1日遅れ。
ペルーのプーノという街のマンコカパックインという宿に泊まり、わたくしはウユニ塩湖のことをすっかり忘れていたことに気が付きました。
もうクスコへ向かうことしか考えていませんでした。
■ペルーのマチュピチュも彼女にはかなわなかった
彼女を追いかけ、クスコまでやってきました。
わたくしが着いたその日、彼女とランチを食べました。
そのまま告白しようと考えていて、二人で高台からきれいな街並みを見下ろしていました。
「わたし夕方からリマ行きのバスに乗るねん」
小学生のころになぜか必死で覚えた曲があります。
クスコはマチュピチュへいくための拠点の街でもありますが、もうわたくしには
「マチュピチュ?は?きゃりーぱみゅぱみゅよりは言いやすいわ」
くらいの感じ。意味わからないですけど、それくらいマチュピチュに意味がなくなってたんですね。
二大世界遺産を無視したわたくしは、その当時出会った旅人たちに「不良旅人」と呼ばれていました。
成人式もいかなかった、世界遺産もいかなかった。なにかいろんなものを人生の中からこぼれおとしているような気になりますね。
大きく見れば「人と違うことをする」というバリュー戦略はとれていたことは間違いありません。
甘んじて不良旅人になりましょう。
そうしてすれ違いながら、わたくしはウユニ塩湖とマチュピチュをガン無視した不良旅人です。
■エクアドル・クエンカ告白→キト別れ
ついに彼女をおいかけてわたくしはペルー・エクアドルの国境をこえて、クエンカの街にたどり着きました。
エクアドルの国境で、入国の目的は?と聞かれたら
「追いかけたい女性に出会った。それだけさ」
と答えました。
・・・うそです。サイトシーングって答えました。
クエンカの街でやっと二人で一緒にいれる1日をつくりだしました。
ペルーのリマからエクアドルのクエンカまで30時間以上のバス移動だったので、憔悴しきっていたのですが
彼女にあった瞬間に吹き飛びますよね。
二人でクエンカの街でごはんを食べ、ビールを飲んで夜中まで話をしました。
沈黙がおおくなって夜中2時。
「ぼく、〇〇さんのこと好きです」
最初の記事でもお伝えしたとおり、わたくしは根暗で闇のおおい青年でした。
日本人の女性に奇妙なコンプレックスをもっていたこともあり、外国人としか付き合えないと思っていました。
そんなわたくしが約10年ぶりに日本人女性に「好き」と伝えました。
そのまま夜を共に過ごし、翌朝キトへ向かいました。
彼女は大学があるのでキトから日本へ帰国します。
キトの空港まで送るタクシーで二人とも泣いていたのを覚えています。
タクシーの運転手はエクアドル人の青年でしたが、気を使ってなにも話さずただ空港まで黙ってハンドルを握っていました。
後日談ではありますが、彼女とは日本へ帰国してから一年ほどお付き合いしました。
今は彼女は結婚し、こどももいてお母さんになっています。
1年に1回ほど一緒にお酒を飲んで近況報告するような仲です。
そうやって、偶然コパカバーナという地球の反対側でであった二人が今でもときたまお酒を飲んで笑って話せるのはとても微笑ましい。
もし、世界一周旅行中にビビビっとくるひとに出会ったならば、待ったなしです。世界遺産なんて無視して追いかけましょう。
世界遺産は動きません、写真でもみれます。
でも、そのビビビってきたひととはその瞬間しかいれません。
世界遺産は10年後でも行ける。その相手は10年後にはもういないかもしれないから。
そんなこんなで、
・一人旅迷ってます!
・ツアー予約してたけど解約して一人旅しようか迷ってます!
・なんかワクワクしてきたので話しません?
などなどありましたら感想、もしくはコンタクトとっていただけると
これも何かのご縁。
無責任に背中をおしますのでお待ちしています。
korokorokorogare@yahoo.co.jp
↑わたくしのガチメールのせときますね。笑
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それではまた次回
アリーヴェデルチ!(さよならだ)