あぶあぶのーまる

地球の歩き方、ロンリープラネットにはのってない、これからの「アブノーマルな旅」の話をしよう

あぶあぶのーまるへようこそ~わたくしの初海外タイ・ベトナムのバックパッカー旅のおはなし~

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令和のひやし明太子、ズキです!

 

このブログは、

 

・世界一周したいけど、めちゃくちゃ怖いんですけど・・・

・旅してる途中やけど、なんか飽きてるわ・・・

・旅で自分探しをしたいけど、なんかいい方法ないかしら・・・

 

などなど旅(バックパッカー)に果敢に取り組もうとしているひとに向けて、世界一周旅行を完遂したわたくし、ズキが”他のブログには絶対書かれていない意味のわからない旅”を提案するブログです。

 

「どうゆうこと?」

 

って思ったなら、まともな人です。

ぜひ興味のある記事だけでも読んで、あぶのーまるな旅人へなって世界へ羽ばたいてください。

「あー大丈夫やわ、アフリカでとりあえずライオン捕獲して育ててくるわ」

って思ったなら、もうこのブログは必要ありません。
すぐさま手ぶらで空港へ向かい、今から飛ぶであろうアフリカへの便へ駆け込みましょう。

 

ということでこのブログの趣旨を説明し終わりましたところで、
わたくしズキの自己紹介をする記事です。

わたくしズキはですね、大学卒業と同時に約3年間のバックパッカー世界一周旅行をしていました。

■from明るい少年to暗黒青年

 

もともとは明るい健やかな朗らかなニコニコしている少年だったんですが、
中学時代にそこそこモテてしまったことで調子にのりまくるというヤバいやつをしてしまいました。
当然の帰結として、めちゃくちゃにイジメにあってしまい、世の中の厳しさを痛感して以降

圧倒的な根暗として活躍していたわけですね。

高校時代の愛読書は古谷実さんの最強暗黒マンガ『ヒミズ』と、暗黒文豪・太宰治著『人間失格』を交互に読み続け、音楽はニルヴァーナと銀杏ボーイズばかり聴いていたくらいのドス暗さです。

そんなわたくしがどうして、世界一周などという大冒険へいざなわれたのか
それは大学時代のある一冊の本との出会いがあったからです。

 

■大学時代の行き詰まりとタイ・ベトナム旅行チケットを買ったときの脇汗


高校時代の暗黒期から大学の終わりまでは憂鬱とアルコールとバンドの日々でした。

大学の新歓コンパにも参加せず、サークルにもはいらず家と大学を行き来しながらコンビニの深夜アルバイトをして、稼いだお金でライブハウスでバンドをするという繰り返しだけでした。

そういえば、成人式にも参加しなかったので、両親やおばあちゃんには申し訳ないことをしたなぁ・・・と今では思っているのですが、その当時は我欲のカマタリだったため、まったくそんなことにも気づかずに日々は過ぎていきました。

そうやって視野がせまくなって行き詰っていたときに、一冊の本がわたくしの闇に一筋の光を射しこんできたんですね。

その本というのは大槻ケンヂさんの『のほほんと熱い国へ行く』

サブカル少年少女のあこがれ筋肉少女帯大槻ケンヂ氏が一人でぶらぶらタイ・インドへいったときのエッセイです。

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この本で旅というものと無縁だった自分と旅という概念をつなげました。
青天の霹靂というか、「あ、その発想なかったわ」と腹落ち。

ビートルズローリングストーンズもインドへ行っていた。
彼らも異国の地に自分の新しい道のヒントを探していた。

 

シタールというわけのわからない楽器を弾いているジョージハリスンをあくまで”変な人”として自分の世界とつなげていなかった。

たしかその本に出会ったのは大学3回生の3月。

春休みにそのままベトナム・タイのチケットをとりました。

正直、手が震えましたよ。
だって英語もしゃべれない・海外にさえ行ったことないんですもの。
しかも、その当時はタイでデモが活発になっていたときで日本人記者の人が殺されたみたいなニュースもあったんですからね。

それでも、「このまま行かなかったら・・・」のほうが怖かった。
だって完全に行き詰っていたから。

 

ツアーでいくことも考えたんですが、大槻ケンヂでも一人で行けたんだと根拠のない理由で一人旅にしました。結果的にこの判断は間違っていなかったと思っています。

なけなしのお金でネットで日本→ベトナム→タイ→日本の往復チケットを購入。
そのときにじわわっとにじみ出た脇汗をわたくしは一生忘れないと思います。

行き詰まりを脱するチャンスという”歓喜

死ぬかもしれん、ヤバいという”危機”

喜びも悲しみもDNAが危険と反応している感情もすべてをないまぜにしたごちゃごちゃした状態で、心臓がどくどくして、目が完全にいっちゃってました。

「・・・やべぇ・・・」

 

田舎の空はとても澄んでいるから、星でも眺めようと空を見上げたら

その日は曇っていて、星どころか月さえ見えなかったのを覚えています。

 

ベトナム・タイでのドラクエ感と孤独

 

ある3月のお昼、わたくしはベトナムホーチミン・タンソンニャット空港にいました。

蒸し暑くて、Tシャツが一気にべたつく。

 

「これは、ほぼドラクエだ」

 

今までの20年間でつかってきた円、それ以外の紙幣のボロボロさ。
周りにいる色の浅黒くわけのわからない言葉をしゃべるベトナム人たち。

 

圧倒的な非現実感。

空港の詐欺タクシーにからかわれながらも、なんとか市バスに乗り込んで市内まで出たのはいいものの、そこからまったくわからず、バイクタクシーに20秒の距離で1ドルとられたどり着きました。

 

それから約二日間、部屋にひきこもり、333ビールばかり飲んで酔っ払っていました。意味がわかりませんね。

 

3日目に、日本で仕事をしている現地のベトナム人と出会い、レストランに連れて行ってくれたり、バイクタクシーのおっさんには気をつけろということを教えてもらいました。

そのあとがっつりバイクタクシーのおっさんに脅されて、2000円カツアゲされて、サイゴン大教会から実家へ電話して、母親の声を聞いたときに泣いたのは今となってはいい思い出。

 

■タイ人たちに蛇を食わされる

 

タイについて、若干慣れてきたわたくしはワットポーで二人のタイ人旅行者と一日一緒に観光することになりました。
英語もほとんど話せなかったので、カタコトでがんばって話したけど、伝えたいことが伝わらないのってとても悲しいなって思いましたね。

日本に帰ったら死ぬほど英語勉強することを金ぴかの仏像に誓いました。


お昼ご飯には、そのときのわたくし一人ではびびって入れなかった屋台で知らないうちに蛇を食わされました。蛇はチキンと変わりなく、ふつうに辛すぎて味がわかたんかっただけです。

アジアのひとたちは顔が険しいだけで、めちゃくちゃいい人たちが多いってことにここで気づく。

そう、人は見かけによらない。

おもいっきりデモの真っただ中に迷い込んでしまったときも、なんだかんだ警察の人が誘導してくれて助かりました。
あのときわけのわからない銃弾に直撃してたらこの記事もかけていない。

 

■恐怖の先に知らない自分が待っている

 

ということで世界一周までの話をするとあまりに長いので今回は初めて自分ひとりで海外にいったで、という話です。

 

もし一人旅を迷っている人や、これからお話していくであろうわたくしのお話で

・この人もともと頭ぶっとんでる人

・そんなんズキさんやからできたんでしょ
・とりあえず死んでください

 

などいろんな感想をもたれることを予測しまして、

 

わたくしは誰よりも内向的なひきこもりやったんですよ

 

てことをお伝えしときたかった。

そのために自己紹介かわりにこの記事を書いておきました。

そして、わたくしがこの旅で得たことは

 

恐怖の先に知らない自分が待っている

 

ということ。わたくしたちって自分のことをちゃんと知っているようで案外知らなかったりしますもんね。

そんなこんなで、

・一人旅迷ってます!

・ツアー予約してたけど解約して一人旅しようか迷ってます!

・なんかワクワクしてきたので話しません?

 

などなどありましたら感想いただけるとコンタクトとっていただけると
これも何かのご縁。
無責任に背中をおしますので。



それではまた次回

アリーヴェデルチ!(さよならだ)

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